初夏の夜に輝く日本最大のホタル『ゲンジボタル』

ゲンジボタル
草
レア度  
すばしっこい度 
危険度  
飼いたい度  

ゲンジボタル(Luciola cruciata)

学名 Luciola cruciata
種類 ホタル科 ホタル亜科
分布地域 本州・四国・九州
活動時期 6~7月
エサ 水を飲むだけ
大きさ オス10~15ミリ メス18~20ミリぐらい

夏の夜に淡い黄緑色の光を放ち私たちを楽しめてくれるホタル。

その中でも、一番大きのが『ゲンジボタル』です。

日本にいるホタルのほとんどが昼に活動する光らないホタルですが、有名なのは夜にキレイな光を放つ限られた種類のホタルたちです。

その中でも一番大きいのがゲンジボタルなのです!!

ゲンジボタルの毒や害

ゲンジボタルには毒はありません。

変な汁を出してきたりもしないです。

噛みついてきたり、刺したりすることもない安全な生き物です。

逆に凄く弱いので、光っている時は捕まえて見たくなりますけど、強く触るとすぐに潰れて死んでしまうので注意してあげてください。

凄く繊細さんです。

ゲンジボタルの情報

ゲンジボタルの情報

ゲンジボタルの分布

ゲンジボタルが分布しているのは、本州から九州までなので見たくても見れない場所が多いです。

絶滅危惧に指定されている県も増えてきているので、関東では特に生息数が減っている地域が多くなっています。

なので、年々生息数が減っているのが現実です。

とはいっても、ゲンジボタルが生息している地域から全く生息していない場所に連れていくことは環境省によって国内外来種問題として遺伝子汚染を防ぐべき問題となっているので注意してください。

北海道では、1988年に在来種と存在してヘイケボタルが減ってしまったので、岐阜県からゲンジボタルを持ち込んだことが後々問題視されるようになり、北海道ではゲンジボタルは外来種として指定されるといった事例があるからです。

北海道と八丈島は持ち込まれたという理由で、在来として分布している地域からは外されています。

ちなみに、ゲンジボタルは日本の固有種になるので国外にはいません。

ゲンジボタルの特徴

ゲンジボタルの特徴

ゲンジボタルは、ホタルの中でも国内最大の大きさを誇るホタルです。

ヘイケボタルとどう違うのかよく比べられますけど、ゲンジボタルは首(胸部)の赤い模様が広くて黒い十字のような模様が入ってます。

目(複眼)は大きくて、顔はもはや目しかないように見えるくらい大きいです。

顔は、光らないホタルたちとは全然違う造りなので、ひと目で違いが分かると思います。

ヘイケボタルに似てるのに光らない!!『オバボタル』

見た目は黒と赤でいかにもホタル!!なのに光らないのが『オバボタル』。
でも全く光らないわけではないんですけどね。

四角い赤い模様の上に窓がある『オオマドボタル』
昼間に活動する光らないホタルの『オオマドボタル』。四角い赤い模様の上に窓のような模様があるのがチャームポイントです。

ゲンジボタルの住処

自然豊かな場所の、小川、渓流、沢、水路などのキレイな流れる水辺近くの葉っぱで昼間は休んでいます。

環境によっては、水田の近くでも見かけることがあります。

ゲンジボタルの生態

ゲンジボタルの生態

多くの場所で、活動時期は6月~7月の初夏です。

しかし、場所によっては5月中旬に現れ始める所もあります。

私は、一番早い時で、5月上旬に出会ったこともあるのですが、数がまだいないので見頃の時期はまだ先でした。
ゲンジボタルの発光体

光の速さは、1分間に25~30回で光るホタルの中で一番強く明るく光ります。

そして、ゆっくりと光るのが特徴です。

東日本と西日本で、極端にではないですけど光るペースが違うそうです。

光り方は好みにもよりますけど、一番キレイな光り方と言われています。

オスの方が光り方が強くて飛びながら光るのですが、メスは葉っぱなどの上で優しく光ってあまり動きません。

パートナーが見つけやすいようになっているんですね。

ゲンジボタルは、卵から成虫までの間の全ての期間光ることができます。

成虫は幼虫の時に蓄えた栄養を使うので、エサは食べないで水を飲んで生活しています。

そのため、寿命は10~14日程度しか生きません。

その間に、パートナーを探して交尾します。

なので、夜は光っているので特に捕まえることも簡単ですが、一時観察するだけで飼育はもって帰らずに逃がしてあげた方がいいです。

上手くパートナーを見つけて交尾できたメスは、水辺に生えたコケに500~1000個ほどの卵を産卵します。

結構多い数の卵を産みますよね。

でも、その全てが成虫になれるわけではないので、とても厳しい世界です…

幼虫は、巻貝のカワニナを食べて成長します。

なので、カワニナがいないと生きていないので、カワニナが減ればゲンジボタルも減っていってしまうわけです。

冬は幼虫の状態で過ごし、春には上陸し土の中で蛹(サナギ)になって初夏に羽化してくるサイクルとなっています。

ゲンジボタルの光を楽しむおすすめの時間帯

ゲンジボタルは、夜になればいつも光っているわけではないです。

そもそも、光っているのはパートナーを見つけるためなので、ある程度決まった時間に行動するようにできているのです。

なので、ゲンジボタルの名所などで光を楽しみに行かれる場合は、その時間帯を狙えば思い切り楽しむことができるわけです。

まずは、19時から21時頃です。

この時間帯が、一番私たちも楽しむにはちょうどいい時間ではないでしょうか。

ちょっとお酒でも飲みながら楽しむのもありな時間ですからね。

次は、23時頃です。

ちょっと遅い時間帯なのですが、有名スポットでは人が少くなくなる時間でもあるので、ゆっくりと楽しむことができるかもしれないですね。

最後は、夜中の2時です。

もはや見に行くにも眠い時間ですよね。

虫たちの鳴き声も収まり始める時間帯でもあるので、ある意味では静かな空間で楽しめる穴場的な時間帯ではあります。

これらの時間帯はあくまでも目安ですので、地域によっては差があると思うので可能性なら地元の情報を入手されるのが一番いいと思います。有名スポットなら、観光協会などで教えてくれる場合もあるので、問い合わせてみられるのもいいと思います。

ゲンジボタルを楽しむ時の注意点

ゲンジボタルを見に行く時には、どうしても夜なので足元に注意が必要です。

も多いので、刺されながらでは楽しめないので、それなりの対策をバッチリしておいた方がいいです。

特にアルコールを楽しみながらの場合は、蚊が寄ってきやすいのでご注意を。

家の外でも中でもよく刺すシマシマの蚊(カ)といえば『ヒトスジシマカ』
THE蚊(カ)!!!!といえば『ヒトスジシマカ』ですね。 庭でガーデニングやバーベキューをしている時にも、窓や玄関をちょっと開けた瞬間に家の中ででも血を吸ってくる最もメジャーな蚊(カ)です!!

特に、水辺にはカエルを狙っているマムシが多く生息している場合があります。

小さな子供さんや、ホタルと捕まえようとしている時には、足元をあまり意識がいかなくなるのでよく注意して楽しんでください。