やけど虫の強烈な毒『アオバアリガタハネカクシ』

アオバアリガタハネカクシ
草
レア度  
すばしっこい度 
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飼いたい度  

アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)

学名 Paederus fuscipes
種類 ハネカクシ科 アリガタハネカクシ亜科
分布地域 北海道・本州・四国・九州・沖縄
活動時期 3~11月
エサ ダニなどの極小の虫や植物など
大きさ 6.5~7ミリぐらい

「やけど虫は触ってやけどした!!」
という経験や話を聞いたことがあるけど、そのやけど虫がどんな虫かよく分からないということはないでしょうか?

やけど虫と呼ばれている虫の正体は、赤と黒のアリみたいな『アオバアリガタハネカクシ』のことをいいます。

この虫が??
と思いえる小さな存在なのですが、決して侮れないので注意してください!!

アオバアリガタハネカクシの情報

アオバアリガタハネカクシの情報

アオバアリガタハネカクシの分布

やけど虫は、全国に生息しています。

北海道から沖縄まで生息しているので、環境の適応力が強い虫ですね。

離島にはいないパターンがあったりするのですが、アオバアリガタハネカクシは離島も含めて全国的に分布しています。

世界的にも広く生息している、本当にたくましい昆虫です。

アオバアリガタハネカクシの特徴

やけど虫と呼ばれるアオバアリガタハネカクシは、名前の通りで青い翅があって、アリに似ていて翅を隠している虫です。

翅は、光の辺り具合で青というよりもほぼ黒く見える色をしています。

そして、胸部とお腹が赤のようなオレンジのような色をしています。

なので、頭から黒→赤→黒→赤→黒といった配色のアリのようなハサミムシのような形に見えることが多いです。

翅は短くて小さいしアリに似ているので飛べないように見えますけど、キレイに折りたたんで隠しているだけなので、飛ぶのは結構得意なもので上手に飛び回ることができます。

アオバアリガタハネカクシの住処

田んぼや畑、池や川の近くなどの土の上や草の上を主な住処としています。

なので、アウトドアを楽しむ時や、自家菜園やガーデニングをしている時に出会う確率があると思っておくといいとかもしれないです。

あと夜には、公園や道路の街灯や公衆トイレ、コンビニや自動販売機の灯り、玄関の外灯などの光によってきます。

私たちが普段生活で接する結構身近な所に現れるんですけど、小さいですし夜だと分かりにくいですからね。

そこまで、気になるほど大量にいる虫でもないってことですかね。

アオバアリガタハネカクシの生態

アオバアリガタハネカクシの生態

やけど虫は3~11月が活動時期なので、1年の2/3ぐらいは動き回っていることになります。

6~8月の梅雨時期から明けたぐらいが特に活発的で数が多い時期となっています。

アウトドアやレジャーを楽しむ時期でもありますし、夜に出歩いたり、窓を開けることが増える時期でもあるので要注意なわけです。

暖かい気候の方が得意なので、南の方が発生する数が多い傾向があります。

なので、九州の方などでは大量に発生することがあります。

冬はメスの成虫だけが越冬します。

冬を越したメスが4~6月頃に産卵して、その卵から育った成虫が今度は7~9月頃に産卵します。

一度に20~100個ぐらいの卵を産卵するので、以外とたくさんいる虫なんですよね。

エサは、ダニ類、アブラムシ、ウンカ、ヨコバイなどの農業の天敵となる虫を好んで食べるので、昔から農業益虫としてなくてはならい存在として大切にされてきました。

大量発生でもしない限りは、住んでいる場所にもよりますけど実際にはそこまで頻繁に出会うことはない、恐ろしい虫ではないんです。

でも、出会うことがあった場合は注意が必要なのは間違いです!!

アオバアリガタハネカクシの毒

アオバアリガタハネカクシの毒

大きさは7ミリ程度しかないちょっと大きめのアリぐらいの虫なのに、やけど虫として恐れられているアオバアリガタハネカクシですが、噂や迷信ではなくて本当に毒があります。

どんな毒かといいますと、「ペデリン」という成分の毒になります。

ペデリンは、ハネカクシの種類の虫たちが持つ特有のもので、皮膚や目に入ると水泡や炎症を引き起こす成分で痛いです。

目に入った場合は、失明の可能性があるほど強烈な毒です。

やけど虫は何か高温の物質を出すわけではなくて、やけどそっくりの症状になる毒なので、実際にはやけどではないです。

針で刺したり噛んで毒を出すのではなくて、体内から分泌するので痛みなどを感じることなく皮膚につくのがほとんどです。

いつもそのペデリンという毒を出しているわけでなくて、身の危険を感じた時などに出すので、手で払った時などに反応します。

同じような症状になる毒がある虫で、場合によっては死至る可能性するらあるツチハンミョウという種類の虫がいるのですが、成分は全く異なっています。

大豆の葉を食べる赤い顔に白と黒の縞模様のいかついハンミョウ『マメハンミョウ』
赤の顔に白と黒の体と奇抜なスタイルの『マメハンミョウ』。顔は、ハンミョウの種類らしいちょっと大きな目に牙のような口なので、ちょっといかつい感じの毒のある虫です。

アオバアリガタハネカクシは、そのペデリンを卵の時から成虫になるまでずっともっているのですが、私たちが普段の生活で接する機会があるのは、成虫ぐらいなのでそれほど心配する必要はないです。

むしろ、死ん後にもペデリンは残っているので、死骸だと思って触らないようにする方が注意が必要です!!

叩いて潰した場合は、一気に毒が付くことになるので、体についていたと思って潰してしまうのはかなり危険です。

・やけど虫の毒は、水泡や炎症が起こるペデリンというもの。
・卵、幼虫、蛹(さなぎ)、成虫とどの段階でもペデリンをもっている。
・死んだ後もペデリンが残っているので危険!!

もしやけど虫の毒に触れてしまったら

やけど虫の毒のペデリンは、少量にもかかわらず症状がひどくなる傾向があります。

ちょっとでも付くと、すぐにではなくて数時間後に水泡ができて腫れてきます。

時間差が凄いのが特徴なので、腕に付いたやけど虫を払った時は大丈夫だったのに後から水泡ができるといった意表を突く特性があります。

というわけでやけど虫に触れたと分かったなら、すぐに!早く!!洗い流しましょう。

石鹸があれば石鹸で洗ってください。

なければ、水や水筒に入っているものでもいいので洗い流した方がいいです。

洋服についてしまった場合も、その洋服に触れているだけでダメなので、どこに毒が付いている分からないならすぐに着替え方がいいです。

※水泡ができてからでは手遅れなのであくまでもやけど虫がいて触ってしまった直後にだけ有効な方法です。

やけど虫の毒の治療

もし水泡やミミズ腫れになってしまった場合は、やけどの時に使う軟膏である程度は対処できます。

オロナインやステロイド系の常備薬で対処してみて、ひどいようなら皮膚科や薬局で相談した方がいいと思います。

なんといっても、他の虫と違ってやけどのような症状になるので痕が残りやすいので。

あまり気にならない場合はいいんですけど、ちゃんとキレイに治したいであれば専門家に診てもらうのがベストです。

やけど虫の被害に遭わないためにできること

昼間よりも夜に遭遇する可能性が高いと思います。

いまは、街灯やコンビニ、自動販売機もLEDになっているので、虫も集まりにくくなっているのでそこまで警戒するほと飛んでくることもないですが、小さな虫が飛び回っていないかをちょっとチェックしておくだけでも違います。

逆にLEDになっていない電灯の近くはの時には、色々な虫が集まってくるのでやけど虫も混じっている可能性が高いですから、そうした電灯の近くは避けておきましょう。

家の中や外灯もLEDに交換しておけば侵入してきたり、窓の外に集まってくるのを激減させることができます。

何かの薬を撒いたりするのは、ペットや小さな子供さんがいる場合は避けたいですから、電気をLEDすることが安全な方法なのでおススメします。

それでも、ゼロになるというわけではないので、もし家に入ってきたり外にいる時に遭遇してしまったら、絶対に手で叩いて潰すのではなくてティッシュを厚めにしたりして直接触れないように注意して対処しましょう。

アースジェットや電気ラケットなどがあれば、より安全に退治できると思います。

アカイエカの対処法が参考になると思いますので記事をリンクを載せておきますね。

家の中によく入ってくる茶色い蚊!!『アカイエカ』
だれだって蚊(カ)に刺されたくないもの!!しかも、家の中には絶対に入ってきてほしくないですよね!! でも、家の中によく入ってくる赤い蚊(カ)というか茶色蚊(カ)が『アカイエカ』です。