黄色と黒のシマシマ模様の大きなクモ『コガネグモ』!!

コガネグモ
草
レア度レア度Level1
すばしっこい度すばしっこい度 Level2
危険度危険度 Level2
飼いたい度飼いたい度Level2

コガネグモ(Argiope amoena)

【 種類 】コガネグモ科
【分布地域】本州・四国・九州・沖縄
【活動時期】6~9月
【大きさ】 オス♂5~6ミリ メス♀20~25ミリ

ザ・クモのイメージといえば『コガネグモ』という人も多いのでは。
模様や色合いが素敵ですからね。

そんなコガネグモですけど、400年続く伝統ではかかせない存在なんですよねぇ。それが、鹿児島県姶良市(あいらし)の加治木町(かじきちょう)で行われる『クモ合戦』です。

メス♀のコガネグモ2匹を60センチの棒の上で競い合わせて勝敗を決める伝統行事です。
起源は、島津義弘公が陣中でコガネグモを戦わせたのが始まりとされています。

毎年6月の第3日曜日に開催されているので、例年通りだと今年(2019年)は6月16日になるのでしょう。クモ好きだったり、旅行などで鹿児島に行かれる機会があったらプランに入れてみるのはいかがでしょうか。

ネコハエトリの『ホンチ遊び』とはまた違った行事ですからね。

姶良市の観光協会から確認できるので、また今年の開催も更新されると思います。

姶良市加治木くも合戦 | 一般社団法人姶良市観光協会

ではではその点も含めて、コガネグモについて知っておきたいと思います。

コガネグモは毒や害はあるのか

毒や害はありません。

あまり、街中では出会うこともないかもしれないです。
森や草むらが近くにあると、庭などに網を張ることも。
でも、網を邪魔になるところに張らない限り、むしろ色々な虫を捕獲してくれるので助かる存在です。

害という害ではないですけど、大きくなったメス♀のコガネグモは噛まれると痛いです(涙)

コガネグモの情報

コガネグモの分布

本州以南にしかいないので、北海道ではお目にかかれないのが残念です。
是非、鹿児島に旅行で、「クモ合戦」をご覧になってください。
いや、そこまで行かなくても本州に普通に分布してますけどね。

国外では台湾、朝鮮、中国などにもいます。

コガネグモの特徴

お尻(腹部)が黄色と黒のハッキリとしたしま模様なのがトレードマーク。
前脚(第2脚まで)も、しま模様になっています。
コガネグモは、チュウガタコガネグモやコガタコガネグモ、さらにナガコガネグモとそっくりなのが多いですけど、このしま模様で見分けることができます。

体(頭胸部)は、白っぽい毛で覆われている動物のよう

そして、このカラーはメス♀でオスはもっと地味で凄く小さい。
それもあってか、クモ合戦ではメス♀が競い合うんでしょうね。

網も特徴的で、Xの字に白い帯を作ります。
白い帯が欠けていたりする時もありますけど、脚を2本ずつ揃えて伸ばして自分の身体もXの字にして網の中心で待機している姿は特徴的です。

コガネグモの住処

草むらの周辺によくいます。
森や林の近くにもよくいます。

コガネグモの生態

特徴でも取り上げていますけど、キレイな円形の網にあえて付けている白い帯上の糸は、「隠れ帯(かくれおび)」と呼ばれていて、人間の目には目立ってしまうから獲物がかかりにくいのでは??と思いますけど、この帯によって昆虫たちには花と勘違いされる効果があるようです。

その造りは興味深くて、網は紫外線を反射しない素材になっているのに、白い帯だけは紫外線を反射するのです。そのため、昆虫たちには白い帯しか見えないため網に飛び込んでいってしまうのですねぇ。

白い帯があるとないでは、捕獲率は1.5倍以上になるほどの効果なのです!!

その白い帯に惑わされてきたハエや蛾(ガ)やチョウなどを捕獲して生活しています。

メス♀のコガネグモは結構大型なので、網も大型になるためトンボやセミなどの大きめの昆虫をエサにしています。それなりに網も大きなものになるので、いかにもクモらしい風格が滲みでています。

コガネグモがセミを食べている
おそらくヒグラシと思われるセミを捕獲

こうした迫力もあって、「クモ合戦」で競わせようと思ったんでしょうね。

コガネグモによって捕獲されたセミ
見事に糸でグルグル巻き状態

大きなコガネグモになると、クワガタも捕獲してしまいます。

コガネグモの網の下で見つけた時は少し驚きましたけど、一見何か分からないほど糸でグルグル巻きにされていました。