コミスジ(Neptis sappho)
【種類】 タテハチョウ科 イチモンジチョウ亜科
【分布地域】 本州・四国・九州・沖縄
【活動時期】 4~10月
【エサ】 花の蜜など
【大きさ】 20~30ミリぐらい
翅を広げた時に白と黒のシマ模様のチョウと言えば『コミスジ』
よく翅を広げていることが多いので、この模様が見かけることがあると思います。
ただ、コミスジにそっくりな模様のチョウが何種類かいて、種類によってレア度も変わってきます。
コミスジは、一番メジャーな種類になるんですけど、それぞれが見分けられるようになると楽しいですよ♪
コミスジの閉じた翅
翅を開いた状態はよく見れるのに、閉じた状態は逆になかなか見せてくれなかったりします。
他のチョウと逆パターンですけど、これもまたちょっとした楽しみの一つでけどね。
とは言っても、模様は表と裏が極端に変わるタイプではないんですけどね…
でも、表はまた違った味わいがあるので是非見てみてください!!
コミスジの情報
コミスジの分布
国内では、南は種子島、屋久島までとなっていますが、北は北海道まで分布しています。
国外だと、シベリア、中央アジア、台湾など広く見られるチョウですね。
コミスジの特徴
コミスジは、ミスジ、、オオミスジ、ホシミスジとそっくりなので、正直慣れてないと「えっ!!どこが違うの…」と思うことでしょう。
どれも、翅を広げた時のベースの色はちょっと白がかかったような黒に白いスジ模様ですが、翅を閉じた時にはベースの色はオレンジのような褐色系に白い模様となっています。
そもそも、ミスジの仲間は名前の通り3本のスジ模様からきています。
そこで特徴になっているが、白いスジ模様の違いです。
コミスジの場合は、頭の方から1本目の白いスジ模様がハッキリとしていてほぼ真っすぐ横に伸びています。そして、分かれ目が最後の部分で1カ所だけなのもコミスジだけなので、ここさえ分かっていれば見分けることができますよ。
コミスジの住処
結構どこでも見かけることができます。
林の近くや、住宅街にも飛んでくるので生活圏は広いですね。
コミスジの生態
幼虫の時の食草は、クズやフジなどのマメ科を食べます。
越冬は、幼虫の状態(3齢幼虫)で過ごします。
止まっている時には、翅を全開まで広げている事の多いのでちょっと個性的。
個性的と言えば飛び方も独特で、よく見るモンシロチョウとは違ってヒラヒラではなくて、滑空してパタパタ滑空してはパタパタといったといった感じで飛びます。
見てて楽しいので、是非飛んでいる所を観察してみてください。
ちょっと、飛ぶスピードは速いんですけどね…
動きは早いし、あまり街中ではお目にかかれないイシガケチョウ。
幼虫から育ててみたら、なんともステンドグラスのようにキレイな蝶でした!!
翅の形も特徴的でとても素敵な蝶ですよ。