白黒のタマバエのHaplusia属
ふと家の中で目に入ってきた小さな虫。
小さいのにやたらと目を惹くので写真を撮ってみたら、なんとも言えない素敵な虫ではないですか!!後で、もっとちゃんと撮っておけばよかったと後悔するほどキレイでユーモアのある形でした。
しかし、素敵な虫を見つけても双翅目であろうことが分かってもその正体が分からずTwitterとインスタで皆さんに情報を求めたところこの子は、まだ和名が付いていない「タマバエのHaplusia属」であることが判明!!
※厳密に同定できていませんがほぼ間違いなしという個人レベルの判断です。
正体を突き止めるために、ご協力してくださった皆様ありがとうございました。
家の中にいたけど何者なのか不明…
— 風人の虫部屋 (@konchulivetoget) September 21, 2019
大きさは1~2ミリほど。
色黒ハッキリしていて、平均棍もバッチリあります。
複眼は、左右に分かれていないでグルっと下に回り込んでいる感じ。
鮮明な写真ではないで分かりにくいですが、せめて何系なのかでもいいで教えてください<(_ _)>#虫の名前 pic.twitter.com/XM8nK4rEk7
詳しい情報をありがとうございました<(_ _)>
タマバエのHaplusia属はどんな虫か
【種類】 双翅目(ハエ目) タマバエ科(Cecidomyiidae)
【分布地域】 不明
【活動時期】 不明
【エサ】 不明
【大きさ】 2ミリぐらい
見た目を一言でいうと、謎の生物といった感じです。
それだけでは大した情報にならないし何も伝わらないので、観察した感じと教えて頂いた情報など分かっている特徴をまとめておきたいと思います。
ちなみに、名前はHaplusia属で和名は現在(2019年9月現在)付いてないです。
色
ベースは白で透き通る感じ。
脚は白と黒系で交互の縞柄。
眼
左右に分かれていない一口食べたドーナツ型の複眼で、単眼はありません。
なかなか面白い眼の形です。
触角
触角は、白い数珠状で長くて毛が生えているタマバエの種類によく見られる特徴的な触角。
Haplusia属のタマバエの触角は14節が特徴。
翅
どちらかと言えばスマートで翅も白いです。
翅脈はこちらを参照してください↓
違う虫たちと勘違いしやすい
私は、タマバエを知らなかったので種類すら特定するのに最初苦労しました…
羽化したての何かの蚊の種類にも見えますし、ガガンボにも見えますからね。
双翅目とは分かっても、種類が多く探す範囲が大き過ぎますしね。
最初は、「触角 数珠状」で探してくださった情報からタマバエに辿り着くことができたんですけどそこからがなかなかで、「タマバエ 白」でこの種につながったんですけどさらに詳しくは、Twitterで徹底的に調べて下さったのでHaplusia属に本格的に辿りつくことができました。
プッカさんが教えてくださった資料のリンクを載せておきたいと思います。
○参考
— プッカ (@DipFun64) September 21, 2019
・「Flies The Natural History And Diversity of Diptera」
・「Contributions to a Manual of Paraearctic Diptera vol.2」
・「Manual of Nearctic Diptera vol.2?」
・drawwing Haplusiahttps://t.co/zPQ2EGqbWD
続く
日本には、自然に生息しているサソリが2種類だけいます。
そのうちの1種類が、『マダラサソリ』です。
モドキではなくて、本物のサソリですね。