目立つ黄色の大きな蛾『ヤママユガ』

ウスタビガ(Rhodinia fugax)
ヤママユガのメス♀
草
レア度レア度Level1
すばしっこい度すばしっこい度 Level1
危険度危険度 Level1
飼いたい度飼いたい度Level2

ヤママユガ(Antheraea yamamai)

【 種類 】ヤママユガ科
【分布地域】北海道・本州・四国・九州
【活動時期】8~9月
大きさ (開張)】90~110ミリ

真っ黄色の目立つ色で、手のひらぐらいはある大きな蛾!!
それが、『ヤママユガ』です。

初めて見る人にとっては圧倒されるかもしれないほどのインパクト…

個人的には、色合いやフォルムがハンググライダーのようで好きなんですけど、苦手な人にとっては化け物級の蛾(ガ)ですよね。

秋ごろになると、我が家のベランダなんかでも見かける身近な目立つ蛾です。

ヤママユガは毒や害はあるのか

ヤママユガは、もふもふした感じなので毒があるように思われがちですけど毒はないです。
だからといって、鱗粉(りんぷん)がついた手で目をこすったりはしないでくださいね。

害になるとすれば、洗濯物に止まる時にもしかしたら鱗粉(りんぷん)を付けていってしまうかもしれないぐらいです。でも、毒性のある蛾(ガ)ではないのでそこまで神経質なる必要もないです。

あとは、車ではねてしまうと大きい蛾(ガ)なので激しく汚れます。

ヤママユガは帽子をかぶったような顔

ヤママユガを正面からじっくりと見ると、なかなかカワイイ顔しているんです。

ウスタビガの表情
ヤママユガのメス♀表情

正面からだと頭にロシアの帽子をかぶってるような、白髪の短髪ような感じ。
普段見る真上からだとわからない表情ですよね。

ヤママユガの情報

ヤママユガの分布

沖縄には残念ながらいないです。

ヤママユガの特徴


ヤママユガは、種類が何種類かいるんですけど「ウスタビガ」は同じような色で同じような模様です。

色は、個体差があって色の強さに違いがあるものの、茶色系はオス♂、黄色系はメス♀と言われています。

ヤママユガのオス♂
翅(はね)が一枚欠けたヤママユガのオス♂

4枚ある翅(はね)に、1つずつ目玉模様があります。
面白いのが、この目玉の中心は色がついているのではなくて、半透明になっているんですよね。
なんともアートな翅(はね)です。

ヤママユガの翅(はね)
翅(はね)の目玉模様は半透明

ウスタビガと区別する目安として、各翅(はね)に黒い帯模様が入っていて、翅(はね)を閉じている時にはキレイにはないですけど黒い帯模様が横一直になる感じです。

ヤママユガの住処

幼虫の時期は、クタギ、コナラ、クリ、カシワ、シラカシなどの葉を食べているので、それらの木がある山や林が近いところによくいます。

ヤママユガの生態

・4月下旬~5月上旬頃にふ化
・50~60日間のうちに、4回脱皮し繭(まゆ)を作る
・繭から7日ぐらいで羽化する
・交尾して産卵し、卵で冬を越す

ヤママユガ繭(まゆ)は、カイコガの繭(まゆ)からとる絹糸(シルク)に勝る素材として、長野県では天蚕糸(てんさんし)と呼ばれる素材として名産になっています。
しかも、「繊維のダイヤモンド」「繊維の女王」などと呼ばれる超高級素材!!

繊維のダイヤモンド 穂高の天蚕糸|地域情報|長野県のおいしい食べ方

なので、自分の家でも育てることも可能です。
ちょっとエサの量が凄いので大変ですけどね…

ヤママユガには口がない

しかし、羽化したヤママユガには、口がありません
なので、何かを食べたり飲んだりすることなく、すぐにパートナーを探します。

そのため、目立つこの姿はほんの数日しか見る事ができないんです…
寿命は、1週間程度とされているほど。

迫力のある、日本代表の大型の蛾(ガ)ですけど、私たちの生活の一部となっている面を持ちつつも、なんとも儚い生き物なんです…