アカハネナガウンカはどんな虫?
【種類】 ハネナガウンカ科 ハネナガウンカ亜科
【分布地域】 北海道・本州・四国・九州・沖縄
【活動時期】 7~9月
【エサ】 イネ科の汁
【大きさ】 4ミリぐらい
独特の顔がおもしろ過ぎる『アカハネナガウンカ』。
ウンカという虫の種類の中のハネナガウンカ科に分けられている虫です。
クセが強くて寄り目の感じが、カワイイというよりもおもしろいが相応しいインパクトのある虫ですね。
ただ、小さい昆虫なので、なかなか目に入らないのが残念!
もっと注目してもらいたい虫です!!
アカハネナガウンカに毒や害はあるのか
オレンジの奇抜な色をしてますけど、毒はありません。
刺してきたりするようなこともない危険性のない虫です。
多くの人にとっては害もないです。
家の中に入ってきて飛び回ることもそうそうないです。
イネ科を好むのですが、余程大量発生しない限りは農業被害がでることもないので、害虫扱いされることもほとんどないようです。
おもしろ過ぎる顔の理由
何と言っても、顔がインパクト強いです。笑
もはや何かのアニメのおもしろキャラと言える存在ですね~
こんなにユーモラスなのに、小さいのがもったいない!!
変顔に見える原因となっているのは、アカハネナガウンカが寄り目に見えるからですよね。
実際には寄り目ではなくて、偽瞳孔(ぎどうこう)と呼ばれるもので人間でいう黒目の部分とは役割が全然違う器官です。
カマキリも、どこから見ても目が合うように感じるのと同じもので、黒目に見える方向を向いているわけではないんです。
でもそのおかげで、何とも言えないユーモアな味をだしてくれているんですよね~
アカハネナガウンカの情報
アカハネナガウンカの分布
アカハネナガウンカは特別珍しい昆虫ではないです。
日本での分布は広くて、北は北海道、南は沖縄まで分布して生息していますので。
南限に関しては、南西諸島にも生息しているのですが、北限は北海道でも一部にとどまっているので、どちらかと言えば暑さの方が得意な昆虫のようです。
国外では、中国、韓国、台湾にも生息していているようです。
アカハネナガウンカの特徴
見た目の特徴としては、名前に含まれているように、赤系なのですがどちらかというとオレンジ系の色をしています。
ハネナガウンカの種類の中でも、アカハネナガウンカは目立つ色です。
そして、体の割合に対して翅が長いです。
でも、物凄く俊敏に飛び回るのを得意としているわけではないんですけどね。
全体的にアブラムシとセミを足して2で割ったようなフォルムになってますし。
大きさは4ミリほどですけど、よく見ると本当に変顔にしか見えなくてカワイイのが一番の特徴だと思います。
アカハネナガウンカをよく見る場所
基本的に、イネ科の葉があればその葉の裏によくいます。
メジャーなのが、ススキやアシの葉が狙い目です。
いるところには結構たくさん並んでいたりします。
カラカラに乾燥している場所よりも、どちらかというと少し湿度があるような場所、湿地や池などが近くにある方が出会いやすいように感じます。
アカハネナガウンカの生態
アカハネナガウンカは、7~9月ぐらいの真夏の暑い時期に活動している昆虫です。
大きく分けた種類としては、カメムシ目に入っています。
幼虫の時も、成虫の時もイネ科の植物の汁を吸って生活しています。
セミのようにストローの口(口吻)をプスッと刺して吸っています。
蚊が刺してくるのをイメージした方が早いかもしれないですね~
なので、田んぼやサトウキビ畑をしている人にとっては、害虫として嫌われている存在でもあります。
もう少し情報を載せたかったのですが、卵や幼虫についてや越冬についてなどの情報があまりなく、個人的にも見たことがないので見た目もですが謎に包まれたところの多いキャラで困っています。
謎の部分も含めて、見た目がおもしろいので是非探して観察して楽しいでもらいたいおススメの昆虫の1つです。