白い眉毛のおじさんの様な蜘蛛『マミジロハエトリ』

マミジロハエトリ
草
レア度  
すばしっこい度 
危険度  
飼いたい度  

 

マミジロハエトリ(Evarcha albaria)

学名 Evarcha albaria
種類 ハエトリグモ科
分布地域 北海道・本州・四国・九州
活動時期 5~9月
エサ ゴキブリ、クモ、カエルなど
大きさ オス6~8ミリぐらい メス7~8ミリぐらい

白い繋がった眉毛と白いヒゲが、なんともいかつい感じのおじさんの雰囲気を漂わせている「マミジロハエトリ」。

上から見ると、パッと見は黒に白いラインがはいってるハエトリグモなんですが見事なぐらいな白い眉毛にしか見えないです。

じっくり顔を見ると貫禄がありますけど、見方によってはとてもかわいい顔の蜘蛛なのは間違いないです。

マミジロハエトリに毒や害はあるのか

マミジロハエトリ

毒も害もありません。

毒舌なわけでもないです(笑)
むしろ寡黙(かもく)なタイプかも…

冗談はさておき、ハエトリグモの種類は、害虫を食べてくれる益虫(えきちゅう)なので、むしろいてくれた方が助かる虫です。

家に入ってくるタイプでもないので、そのままそっとしておいてほしいです。

マミジロハエトリの味のある顔

マミジロハエトリの顔

やっぱり風格があるというか、なんとも味のある顔!!
個人的には、コナン君の黒田管理官にちょっと似ている感じもするんですよねぇ。

マミジロハエトリは色々な見方ができる、ハエトリグモの種類の中でも一番人間味のある顔だと思います。

でも、メスは灰色で顔つきも違うので確実にオスの方がインパクトは強いおじさん顔です。
全然違う雰囲気なので、オスのマミジロハエトリの顔の方が面白味があります。

マミジロハエトリの情報

マミジロハエトリの情報

マミジロハエトリの分布

この個性的な顔を楽しめるのは、国内では沖縄以外の地域となっています。
沖縄の人たちにとっては残念ですが内地まで来ていただく必要があります。

国外だと、韓国、中国、ロシアなどに分布しています。

暑すぎない環境を好むようですね。

マミジロハエトリの特徴

雄(オス)は、黒い光沢のある体(頭胸部)に白い太眉毛で白いヒゲが目立ちます。
そして、茶色系のお尻(腹部)となっています。

雌(メス)は、体(頭胸部)は黒いですが、ちょっとハゲ頭のようにも見えます。
お尻(腹部)は、茶色と白の網目模様のようになっています。
ちょっと、ネコハエトリに似てるかも。

ネコのような蜘蛛??『ネコハエトリ』
『ネコハエトリ』は、関東地方の一部では「ホンチ」として親しまれているハエトリグモで、春先に血気盛んなオスの習性を利用してのネコハエトリ同士の相撲が行われているかわいいクモです。

マミジロハエトリの住処

日当たりのいい場所でよく見かけます。

家の周りの壁や、庭なとが多いです。
他にも、草原や公園などにもいます。

マミジロハエトリの生態

ハエトリグモの仲間なので、網を張らないで動き回りながら獲物を探して捕獲する、狩猟型(徘徊性)の蜘蛛です。

なので、そのピョンピョン跳ねながら動いている姿がなんとも可愛らしいです。

産卵の時には、糸を使って狭い空間を仕切って巣を作り、そこで卵嚢(らんのう)を作ります。

親蜘蛛も一緒に巣に入って、エサを食べずに子供が巣立つの待つ。

それを何回か繰り返していきます。

小さな虫を確保できるなら飼育も可能なので、コバエなどで育ててみるのも面白いですよ。

一時飼ってちょっとした圧のある顔を楽しんでみるものありです。

面白かったのでおまけ

マミジロハエトリの雄(オス)は、ピンボケ写真で見るとさらにいかつい感じなんです!!

なので、是非みてもらいたかったので、おまけでご紹介します。

マミジロハエトリのただならぬ雰囲気

どうですか??
なんかただならぬ雰囲気を感じませんか??

ピンボケだからこそ出ているこの威圧感!!!!

もっとピンボケしていると…

マミジロハエトリのピンボケ

なんか妙に、悪役な感じが出てませんか??

これは、マミジロハエトリだからこそ出せる雰囲気なんです。

是非マミジロハエトリを見つけた時には、ピンボケ写真を狙ってみて下さい。

ピンボケもなかなか面白かったりしますよ。