ネコハエトリ(Carrhotus xanthogramma)
【種類】 ハエトリグモ科
【分布地域】 北海道・本州・四国・九州
【活動時期】 4~8月
【エサ】 ハエや蚊などの小さな虫
【大きさ】 7~10ミリぐらい
『ネコハエトリ』は、関東地方の一部では「ホンチ」として親しまれているハエトリグモで、春先に血気盛んなオスの習性を利用してのネコハエトリ同士の相撲が行われています。
そんな親しまれているネコハエトリですが、名前が猫とついているのが気になりますよね。
動きや捕食の時の姿がネコ似ているからとされています。
まあ、ハッキリとはわからないんですけど。
でも、ネコハエトリのメスの後ろは、なんだか猫っぽさがあるので確かにカワイイんですよねぇ~
動き的にも、見た目にも、ハエトリグモの中ではアイドル的な存在かもしれないですね(笑)
でも、習性的にはオスの方が楽しいと思います。
オスが2匹いなくても、鏡を見せると威嚇行動をとってくれるのでネコハエトリならではの楽しみがありますから。
ネコハエトリは毒や害はあるのか
毒も害もないです。
ハエトリグモの種類は特に家の中に入ってくるクモですけど、小さいですし網を張るわけでもないで害もないです。
むしろ、ハエや蚊を食べてくれるので同居してくれると助かります。
そんなネコハエトリの表情はさすが!!
っといった感じの可愛さがあります。
ネコハエトリの表情はネコ並みにかわいい
やっぱりメスの方が可愛らしさの点では、目を惹きますね。
今回はオスの写真が準備できていないので、手に入ったらまた追加したと思います。
ネコハエトリの情報
ネコハエトリの分布
北海道から九州まで広く分布しています。
なので、国内だと沖縄県以外に広く分布しています。
高温が苦手なのかもしれないですね。
ネコハエトリの特徴
オス♂は顔(頭部)が黒くて、体(腹部)はスリムだけといかつい感じです。
体(腹部)の色は、ベースは灰色ですけど黒と所々にオレンジ系の色が入っているので、よく見ると三毛猫っぽさがある??
メスの方が毛深くて全体的に色味が強い感じです。
可愛さというか猫っぽさは、断然メスの方が強いですね。
ネコハエトリの住処
基本的には、草むらや林などの比較的高い所よりも低い場所を好んで生活しています。
家の外に壁や庭にもよくいたりします。
たまに、家の中に入ってきたりもしまうよ。
ネコハエトリの生態
ネコハエトリは、家の中でも見かける身近なクモ。
ハエトリグモの種類なんで、ハエや蚊などの小さな昆虫を食べています。
活動時期が、春から夏中旬ぐらいなので、ちょっと見れる期間が短いです。
3~5月ぐらいまでの繁殖期のオスは、オス同士が出会うと威嚇し合って取っ組み合いをしますけど、この習性はネコハエトリ特有。
小さなクモなのでエサがちょっと大変ですけど、とても可愛いので飼ってじっくり観察したくなるクモの代表的存在です。
バナナなどを置いてコバエを集めておくなどして、エサの確保さえすれば飼育することも可能です。
冬は、土に糸で繭のように作って越冬するので、長期飼育しながら楽しめます。
オスは、正面から見ると黒いヘルメットをかぶったおじさんに見えるのが『マミジロハエトリ』
白い繋がった眉毛と、白いヒゲが、なんともいかつい感じのおじさんの雰囲気を漂わせているんです。