ユリを食べる赤い虫!!『ユリクビナガハムシ』

ユリクビナガハムシ
草
レア度  
すばしっこい度 
危険度  
飼いたい度  

ユリクビナガハムシ(Lilioceris merdigera)

学名 Lilioceris merdigera
種類 ハムシ科
分布地域 本州・九州
活動時期 4~7月
エサ 不明
大きさ 7~9ミリぐらい

名前の通りユリが大好きな『ユリクビナガハムシ

ユリしか食べない偏食家なので、ユリ科の花を育てている人達にとっては害虫とされているハムシの仲間です。

幼虫の時は、自分の糞を身にまとって擬態しているちょっと変わった一面があることは別記事でまとめてあるので良かったらそちらも覗いて見て下さい。

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なので、今回はユリクビナガハムシの成虫についてご紹介していきます。

ユリクビナガハムシは赤いけど毒はない

ユリクビナガハムシに毒や害はあるのか

ちょっと色の感じから、毒があると思われがちですけど毒はないです。
なので、安心して手で捕まえても大丈夫ですよ。

カミキリムシのように噛みついてくることもないですから、危険な虫ではないです。

ユリクビナガハムシの幼虫はユリを食べるので、ユリ科の植物を育てている人にとっては蕾や葉をボロボロにされてしまうので食害にあうことがあります。

赤いアズキ豆のような小さな虫を見つけたら、ユリクビナガハムシか他のハムシの仲間の可能性が高いので危険はないです。

ユリクビナガハムシは愛嬌ある顔をしている

ユリクビナガハムシはよく見ると、なかなか可愛い昆虫なんですよ。

ユリを食べてしまう害虫と言われ続けるのは可哀想ですから、ちゃんと見てほしいですね。
動きや仕草も小っちゃくてコロコロしていますから。

ユリクビナガハムシの愛嬌ある動き

ちょっとした動くアズキ豆みたいな感じですね。

見つけたら是非じっくりと見てみてください。

ユリクビナガハムシの情報

ユリクビナガハムシの情報

ユリクビナガハムシの分布

国内ではユリクビナガハムシの分布域は結構限られていて、沖縄や北海道には分布していません。
しかも、京都府では絶滅危惧種とされていて、兵庫県でも希少種になっているようなので日本では結構貴重な存在なんです。

国外では、 中国、朝鮮、ヨーロッパ、南アメリカなどにも分布しているので世界的には広く分布しています。

ユリクビナガハムシの特徴

赤い色をしているハムシは他にも、キイロクビナガハムシやアカクビボソハムシなどがいます。
なので、ちょっと間違いやすのでちゃんと分かる特徴を抑えておきたと思います。

まずは色ですけど、赤系ですけど真っ赤ではなくて朱色やオレンジ系に近いツヤのある赤褐色をしています。そして、顔(頭部)も腹部と同じ色をしています。

ユリクビナガハムシの特徴

脚も胴体と同じ色で、間接の部分と脚先だけ黒くなっているのもポイントです。
この色の配色のポイントだけでも他のハムシと区別できます。

さらに体型はまん丸とした感じではなくて、カミキリムシのようなスマートな体型をしています。
クビナガの名前の由来の通りで胸部が細くなっているのでそう見えるんです。
この体型でカミキリムシと間違われたりもするので要注意!!

明らかに違うのは、翅(前翅)にキレイに並んだ小さなポツポツと穴があいているのでよく見たら分かります。

ユリクビナガハムシの住処

ユリクビナガハムシの住処

ユリだけを食べるので、ユリの近くにいることが多いです。

でも、5月~6月頃にかけては結構いろいろな場所で出会うことができます。
むしろ、特定できないです…

ユリクビナガハムシの生態

ユリクビナガハムシの交尾

実は、ユリクビナガハムシはあまり詳しい生態が分かっていない昆虫なんです…

幼虫から成虫になるまでは、エサ場のユリで過ごしているのですがそこからはどこかに行ってしまい行方不明に…

実は、かなりミステリアスな昆虫なんです。

分かっていることは、卵は4~5日孵化し幼虫はユリの葉や蕾をガシガシと食べていき、土に潜って白い繭(まゆ)を作ってから成虫になって出てきます。

卵から羽化までは約20日程度なので、かなりのハイペースで成長していくわけです。

成虫になってからもユリの葉を食べるのですが、幼虫のようにはガシガシ食べないです。

4、5月頃にはユリの葉の上で交尾する姿を目にするようになります。
そして、ユリの葉に赤い卵を産みつて行きます。

年2回発生する土地もあり、またそのサイクルで成虫は卵を産まずに越冬して春になってから産卵します。

ユリクビナガハムシ

謎めいているのは、成虫になってからどこへ行き何を食べて過ごしているのか…
その点はちゃんと分かっていないのです。

ユリを大切に育てている人にとっては害虫なのは間違いないです。

でも、なぞが多い事や京都や兵庫では生息数が少ないことを考えると、意外と数を激減させてしまう可能性も秘めているので出来る限り大切にしていきたいですね。

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