ハナグモ (Misumenops tricuspidatus)
【種類】 カニグモ科
【分布地域】 本州・四国・九州・沖縄
【活動時期】 4~10月
【エサ】 花にくる小さな虫
【大きさ】 オス3~4ミリ メス6~8ミリぐらい
花の上で腕(前脚)を広げている蜘蛛の代表選手といえば『ハナグモ』です。
花の色にもよりますけど、ちょこんと緑色の蜘蛛のコントラストが絶妙なんですよね。
しかも、得意のポーズがなんとも可愛らしいそんな蜘蛛です。
ハナグモは毒や害はあるのか
緑色で毒のイメージがあるかもしれないですけど、人間に対しては毒はありません。
なので、自分から噛みついてくることはないので噛まれる事もまずないですけど、噛まれても問題はないです。
害になる事もないです。
畑やガーデニングをしている場合は、食害する虫を食べてくれたりするので益虫(えきちゅう)として頑張ってくれる小さな味方です。
ドヤ顔でのポーズ
ハナグモは、カニグモの種類なのでカニのポーズが得意。
と言うよりも、ハンティングのための構えなんですどなんかドヤ顔でやっているようにも見えてしまうんですよねぇ…
こうやって見ると前脚が長いですね。
さすが、ハンティング用に特化している感じです。
ハナグモの情報
ハナグモの分布
日本では広く分布しているので、全国的にもメジャーな種類になります。
ハナグモの特徴
一番の特徴は、花の上によくいることです。
そして、得意の前脚を上げているポーズをしていることが多いです。
色は、体(頭胸部)と脚は緑で、腹部は白っぽい緑色。
腹部の方に茶色系の模様があるんですけど、色が薄かったり濃かったり、形が大きかったり小さくてめだたなかったりと個体差があってそれぞれに違う模様があるので楽しいです。
ハナグモの住処
ハナグモの名前のように、花で狩りをすることが多いので花がある場所によくいます。
家の庭や公園の花壇などの草むらでも見かけることができます。
ハナグモの生態
ハナグモは、カニグモ科なので網を張らずに獲物を捕獲する狩猟型タイプです。
でも、ハエトリグモのように積極的に移動するのではなくて、花の上でじっとして花の蜜を吸うにくる、ハエや蜂(はち)やチョウなどの虫を獲られて食べています。
見事な花の上のハンターというわけです。
かと言って、必ず花の上でハンティングするわけではなくて、草の上で待ち構えていることもあります。
ハナグモは、活動期間が長い方なので出会うチャンスも多いので、花を楽しみながら一緒にこの個性的な蜘蛛を楽しみたいですね。