アダンソンハエトリ(Hasarius adansoni)
【種類】 ハエトリグモ科
【分布地域】 北海道・本州・四国・九州・沖縄
【活動時期】 6~10月
【エサ】 コバエ、蚊(カ)、蛾(ガ)、アリなど
【大きさ】 オス5~6ミリ メス6~8ミリぐらい
黒地に白いラインが映える、なかなかオシャレな感じのハエトリグモの『アダンソンハエトリ』
アダンソンハエトリのオスの模様は結構好きなんですよねぇ~
家の中や家の周りによくいるハエトリクモの一つになりますが、飼いたくなるハエトリグモの一つです♪
クモの仲間の中でも、私たちにとってかなり身近でメジャーな種類でもあります。
アダンソンハエトリは毒や害はあるのか
毒はないです。
正確にはゼロではないですけど、人間には限りなくゼロの無害です。
害もないです。
家の中や外の壁をチョロチョロと歩いているだけですから、自分から噛みついてくることもありません。
臆病なので、嫌いな人にとってはすぐ逃げてくれるのでご安心を。
アダンソンハエトリの表情
個人的に、ハエトリグモ科の顔はハマってます。
アダンソンハエトリのオスは頭(頭部)の後ろから白いラインが飛んで、ヒゲ(触肢)が白いのでユーモアな感じがちょっと漂っていませんか。
おかげで、何とも言えない表情になるんです。
好きな人にとってはこの色の配色といい表情といい、凄くくわぁいいんですけどねぇ~
アダンソンハエトリの情報
アダンソンハエトリの分布
アダンソンハエトリは、チャスジハエトリと同じぐらい世界的にメジャーなクモです。
なので、北海道から沖縄まで日本全国に分布しているのでどこでも出会いやすいハエトリグモです。
世界中でも、ヨーロッパを初めアジアなどかなり広い範囲に分布しています。
アダンソンハエトリの特徴
名前が変わっていますが、動植物を採取して研究していた博士のミシェル・アダンソンからとられているからです。
オスのアダンソンハエトリは、頭(頭部)の近くにツキノワグマのような白い半月模様があります。
腹部にも、白いラインが横向きに入っています。
そして、チャスジハエトリと同じようにお尻の方に白い丸模様が左右対称で入ってます。
ちょっと、チャスジハエトリと似ている所がありますけど、個人にはアダンソンハエトリの方が模様的に好きですね。
メスのアダンソンハエトリは、チャスジハエトリのメスに凄く似ててパッと見た時に間違えやすいほど似てます。
アダンソンハエトリの住処
チャスジハエトリと同様で、家の中や家の壁などが大好きです。
なので、よく家の中で見かけることの多いクモですね。
アダンソンハエトリの生態
ハエトリグモの種類なので、エサはコバエやイエバエなどが好き。
家の中にいると嫌がる人も多いですけど、ハエや蚊、小さな蛾なんかも食べてくれるので、とても助かる益虫(えきちゅう)です。
意外とアリを捕まえて食べている所を度々見かけます。
網を張って獲物を捕らえるのではなくて、自ら動き回って獲物を探す狩猟型(徘徊性)のクモです。
チャスジハエトリと同じように、家の周辺によくいるので出会うことが多いと思います。
エサも採ってきやすいですし、バナナなどの果物を放置してコバエを集めれば飼育もしやすいので、夏休みの自由研究にでも観察してみるのがいかがでしょうか。
家の中や壁でよく見かける、定番中の定番のクモです。 もっともメジャーなハエトリグモの種類でもあります。
オスは、正面から見ると黒いヘルメットをかぶったおじさんに見えるのが『マミジロハエトリ』
白い繋がった眉毛と、白いヒゲが、なんともいかつい感じのおじさんの雰囲気を漂わせているんです。